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仕事の「改善」は「主婦の台所に土足で踏み込む」のと同じこと!!!

先日、プロのコンサルタントに教えてもらったんだけど「コンサルティング」には大きく3つあるんだって!

戦略コンサルティング、プロセスコンサルティング、ITコンサルティングの3つ。

銀行でやってたのはプロセスコンサルティングだったんだーって思った。

簡単に言うとプロセスコンサルティングって業務プロセス・事務手続きの可視化と無駄の排除のことだ。

3つの中では一番地味で冴えないコンサルティングだ。

銀行では事務企画と言われる部署の仕事だ。

事務「企画」というと少しばかり聞こえがいいかも知れないけど、泥くさいもんだ。

でも、奥は深い(と思っている。。。個人的に)



で、銀行の事務の現場は「主婦の台所」に似ていると思う。

彼女たち(多くの場合、正確な事務は女性が得意で彼女たちが担っている。)にとって、そこは自分の城だ。

それぞれのこだわりで一枚の伝票を置く場所が決められ、書類の保管要領や不要な資料の焼却方法が決められている。上司や本部も口出しのできない領域だ。

だから、(昔ながらの家を守る)主婦の台所にとても似ていると思う。

きっとこれは間違っていない(と信じてる。。)


でも、この例えは、銀行事務の仕事の現場に慣れていない人にはピンと来ないかも知れないなーと思うので少し説明。


銀行は正確、迅速、丁寧な事務が求められているので、一般的な会社より、かなり業務のマニュアル化がなされている。それはそれは本当に驚くほどだ。

でも、(当たり前だけど)すべてを文書化するのは不可能だ。

必ず属人化したところが残る。そしてこの部分が仕事を進める上でとても重要。

業務を改善するとは、「こだわり抜いた(その女性陣)各自の仕事の作法」を「無理やり変えたり」「奪い取ること」を意味する。


改善するには、まず最初に、その業務を知らなければならない。

知るためには彼女たちと仲良くならなきゃ始まらない。事務のキモは可視化されていない。教えてもらわないとずーっとわかんない。

そして教えてもらった仕事を奪い去ったり、勝手に変えるのが事務企画の仕事ということになってしまう。

ホントはかなりツライ。。

それでも組織の仕事は常に見直し、効率化しないと仕事が仕事を生み出す性質を持っている。仕事は属人化するという法則もあったりする。

だからツライけど改善を続ける必要がある。

異論もあるだろうけれど、民間企業の宿命かな。。