お金と時間と!time & money

人生はお金と時間と人間関係!

大人ってヤダねー!!!→仕事はすべての力を出し切ってするな!同じことを7割の力でやって、残りの3割のエネルギーを自分がいかに仕事をしているかを周囲に知らしめる為に使え!ってムリでしょ!

まだまだ慣れない仕事をドタバタとやっていたんだよね。

今から思うとずいぶんと要領が悪かった(あー、落ち込むな〜、思い出すと。。)


そんな新入行員を気にかけて声を掛けてくる先輩も当時は少なくなかった。(当時はそんな先輩らは正直面倒くさかった!)

隣の部署のA先輩もそんな中のひとりだった。

ある日、A先輩がつかつかとやって来て、

A先輩:「君の仕事をしている様子は必死な気持ちが前面に出過ぎている。
そんなことでは銀行では、この先やっていけない。

今の仕事くらいは7割くらいの力できちんとこなして、
3割は他のことの為にとっておかないと話しにならない。

残りの3割でなにをするかー!?

その力を自分がいかに仕事ができるかを上司や周囲にアピールする為に使うんだ!!!」


さらりとそう言ってスタスタと行ってしまった。


自分:デターーー大人のこのイヤな感じ。。
20代前半の当時、その言葉にすごく反発心を覚えた。おとなってズルイなー、と。

「自分をアピールするために余力を残しておくって、なんかいやらしい考え方だな。全力でやるべきだ。」



でも、なぜ、わざわざそう言ってくれたのかも、少し気になっていた。

その言葉の真意は後に徐々に分かってくる。


組織の仕事はひとりでは完結できないこと、周囲が認めることがいかに意味あることかということが分かってきて、「あー、あの先輩は僕のことを本当に考えてくれて、ああいうことをわざわざ教えてくれたんだな」と。

それに7割の力でやれ!とは言ってたけど3割手を抜けとは言ってない。3割分力を高めるように言っていたのだ。(あー、ムズカシ。)

厳しい組織で結果を出して生き残っていくのはそんなに簡単なことではない。
周りはみんなやる気も力もある人ばかりだ。
ある意味、仕事はできて当たり前の世界なのだ。


そのことを効果的に伝える意義に気付くのにはそれから何年もかかったけれど、当時のその先輩の言葉には今でも感謝している。


「きれいごとではないその言葉」は深いと思う。「あり」だと思います。