「仕事ぶりは必ず誰かが見ていてくれている」ってウソくさくない?
若い時にどうしても信じることができなかったものの1つがこの「頑張っていれば、その姿を必ず誰か最低ひとりはちゃんと見ていてくれてるもんだよ!」という言葉。
この言葉は、けっこう頻繁に言われた記憶がある。
銀行ってちゃんとできて当たり前なので、基本、ほめられることは。。まず、ない。
若いうちからかなりの責任と分量の仕事が割り振られ、四苦八苦しながらそれをこなすことになる。かなりキツイのだが、首尾よくできても特に何か言われることはない。
でも、節目節目で誰かがこの「必ず見ていてくれる」という言葉を掛けてくれた。
当時わたしはこの言葉は年配の方が何も分からない若手を便利に使う為に言う「方便=ウソ」だと思っていた。
「その内、いいこともあるかもしれないから、今は文句を言わずに激しく働け!」とだましているのだと思っていた。
でも、振り返ると、不思議なことにどんな苦しい時にも誰かが何らかの形で助けてくれたり、励ましてくれたりしてくれていたように思う。
少なくとも自分にとっては「必ず誰かが見ていてくれている!」という感覚は事実だったと思う。
だから、今の若者にも同じように「君の仕事ぶりは必ず誰かが見ていてくれているよ。むなしく徒労に終わることはないよ。」と声を掛けてあげたい。
まあ、当時の私のように「そんなことないだろう」と心の中でつぶやくんだろうけど。。それでもいい!